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2018/08/22

夏の国際STEM CAMP@インド

Tweet ThisSend to Facebook | by:小山航太(管理者)


夏の国際STEM CAMP@インド


815日~21日の1週間、インドにて夏の国際STEM CAMP@インドを実施しました。今回は高校2年生6人、小学校6年生1名、高校教員1名の8名とセンター代表の野村、事務局の小山の計10名での実施となりました。



今回はインドの2都市を周り、現地の学校(2校)で現地の生徒と一緒にSTEM Roboticsワークショップ実施、発展著しいインドのIT産業について知るための企業訪問やインドの文化に触れる体験を行うことを目的として実施しました。



15日成田空港に集合しました。

参加者の中には”初めての海外旅行”という参加者もおりなかなか刺激的なCAMPになるのではないでしょうか。

最初の目的地、ムンバイまでは11時間弱のフライトです。






インドは8月は雨季なので気候は終日曇っており、蒸し暑い。

時折降るスコールのような大雨。

ただ暑さでいうと日本と同じくらいという感じです。




インドに行くと空港を出た瞬間に

なんとも形容しがたい”なんかインドの匂い!”がします。(個人の感想です。)


交通渋滞の中、タクシーで無事ホテルにチェックインして1日目が終了です。

ちなみに8月15日はインドの独立記念日だったそうです。


(初日は独立記念日のためベジタリアンの食事)









2日目はインドのインターナショナルスクールにて

ワークショップとプレゼンテーションなどの交流を行いました。















そのあとイスラムのお寺

ハジ・アリ霊廟へといきました。







3日目はムンバイの観光です。

ムンバイはイギリス植民地時代の名残のある建造物がたくさん残されています。

西洋にいるような趣と

インドの文化のマッチングを感じる不思議な雰囲気でした。

インド門



タージマハールホテル



色々な建物


ムンバイ大学の時計台

(ビッグベンがモデルらしいです)




そしてその足で空港へ

次の目的地のバンガロールに向かいます。











そして2つ目の目的地はバンガロールです。

バンガロールはインドのシリコンバレーと言われ

インドのIT産業の中核を担う年です。


世界中のIT企業を始め

多くの日系企業もバンガロールにインド支社を置いています。





そんなバンガロールでも

初日(4日目)には現地の子どもたちと一緒にワークショップを行いました。

参加者の皆さんは2回目の英語でのプレゼンテーション、少しは慣れてきたようです。










そして5日目はバンガロールから150kmほど離れた街

マイソールに行きました。

マイソールは旧マイソール王国があったところらしく、

王宮などを見学しました。














最終日となる20日はバンガロールのIT企業を訪問しました。

1社目は「MindTree」という会社です。こちらは企業のwebサービス全般のサポートを行う会社で、クライアントとしてアメリカやヨーロッパの企業が多くいるらしいです。また”カリンガ”というユニークな社内教育を行なっているらしいです。社員の方とディスカッションさせていただき、インドの産業の特徴や、日本との違い、エンジニアになるために必要な力や、今度の人工知能などについてお互いの考えを深めることのできる訪問となりました。






2社目は言わずと知れた「Intel」です。企業の紹介や、実際のエンジニアが働く現場を見学させていただきました。アジアでも最大規模の拠点の一つだそうで。多くの従業員が4つのビルディンの中で働いているそうです。




2社の見学を終えて、渋滞の中急ぎ足で空港へ向かいました。

その後、バンガロール  デリー 経由で無事成田空港に帰国し、CAMPは終了しました。









僕個人として

今回のCAMPを通じて考えたことは「コミュニケーションの大切さ」です。

インドは人口は10億人を超えています。国土も広く砂漠があったり、北はヒマラヤ、南は熱帯とそこに住む人の生活や文化は多様性に富んでいます。「インドに行くと人生観が変わる」と言いますが、人々を引き込むようなある種の文化的なカオスさがインドの大きな魅力でしょう。

公用語はヒンディー語ですが、ローカルの言語が州ごとにあるそうです。(40以上)

そして英語を話すことができる人が多いのがインドのイメージです。(実際は英語が話せる人は2割くらいで、社会的な格差が反映されているようですが、それでも2億人ですが。。。)

インド人の英語はヒングリッシュと言われて、とても訛りが強いです。(中には綺麗なイギリス英語で話す人も多くいます。)




個人的な印象すが、「インド人は押しが強い!」という感じがします。

訛りの強いヒングリッシュでガツガツ喋りかけて来るのがインド人というイメージがあります。

おみやげ屋さんに行った時も、店員さんのアピールが激しい

レストランに行った時もやたら、「美味しかった?」「デザートはいらない?」と聞いてくる


そしてワークショップをやっている時もインドの子どもたちは

自分の考えを主張・表現する

課題を成功させることにとても貪欲

という印象を受けます。


人口が日本の10倍以上いる中で自分をどのように表現し、意見を主張するか、アピールするかということがインドの中では重要な問題になるのでしょうか?また経済発展著しいインドの若者はこれぐらいハングリーなのでしょうか?

何よりこの押しの強さが今のインドの勢いの重要な要因かもしれない個人的には思っています。



今回、訪問した学校でも、生徒たちが自分たちのRboticsの活動についての紹介をしてくれましたが、そのプレゼンもとても上手なプレゼンでした。

そして何より、ワークショップの最後で行うプレゼン(成果発表)ではインドの子どもたちは日本の子と比べても積極的に自分たちのアイデアやロボットについて熱心に説明する姿が印象的でした。例え、ロボットが動かなくても、”こうしようと思っていた””もっとこうしたらいいと思う”など簡単には諦めずにしっかり自分のアイデアや、意見を説明しようとしていました。(これはインドから来る生徒に対してはいつも感じます。)



今回、日本からの参加者も自己紹介、学校紹介、日本の文化の紹介などを分担して準備し、インドの子どもたちに対して発表するという機会を設けました。

英語を喋れるかどうかという点についてはまだまだ自信がないようでしたが(実際は英語のスキルは十分だと思います。)、それ以上に自分の考えを的を絞って、またアピールポイントを強調して伝える。という点について日本の子どもたちの発表はまだまだ改善の余地があるような感じでした。



日本人は英語が苦手という体感やイメージがありますが、実際は今回の高校生も含めて日本の英語教育はある程度優秀だと感じています。それ以上に日本人は自分の意見や考えを伝える、表現するという英語で”何をするか”というところが苦手なのではないかと日々感じています。

日本人は文化的に自己主張するのが苦手とはよく言いますが、これは教育の1つの課題だと思います。

・自分の考えを主張・表現する機会を教育の中でどのように作ることができるか

・また自分の考えを持ち、主張することができるような環境が作れるか(考えや意見の多様性が尊重されるか)

という、発信する側と同時に、受け取る側の姿勢を教育の中でもしっかり作っていくことが大切だと感じました。日本ではKY(空気読めない)なんて言葉があるようにいかにその場や相手のへの配慮するのが美徳と言いますが、これからの社会の中ではこれが仇になるかもしれません。


アメリカもインドも文化の多様さの土壌が自分の意見を主張できるかどうかという部分につながっているような気もします。教育において必要なことは一方的に自分の意見を主張する力を育てるよりは聞く態度、受け入れる姿勢(=文化)をどのように作っていくかということがポイントになるのではないかと思います。



ロボットと未来研究会でももうすぐ第33期の最終発表会です。

その中で研究員がそれぞれに自分のやってきたことを振り返り、まとめ、発表する。またそれを他の研究員が関心を向けて聞くことのできるような環境づくり、支援をを発表会に向けて進めていければと思います。子どもたちが自分の興味関心に基づいて研究に熱中できるためにロボットと未来研究会をどんな環境にしていくか、どんな文化を作るかが大切だと感じました。

海外に行くとないものなダリになったりすることも多いのですが、(===の教育はここが良かった、日本は====すぎるなど)外から客観的に自分の国をみることで考えることいい面、悪い面どちらをとってもはたくさんあります。STEM CAMPの経験を通して、そのような多様性に寛容な視野を持つ研究員が一人でも増えレくれればと思います。


現在、次回のSTEM CAMPを中国・深センで計画中です。

乞うご期待!!



文責:小山航太



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